聖路加国際病院名誉委員長の日野原先生が106歳で亡くなられました。
「90歳になったとき新しいことを始めたいと思いました。」
「シニアは75歳から。74歳はジュニアです。」
「死はグッバイではなく、シー・ユー・アゲインです。」
「年を取ることは楽しい冒険」
などなど素晴らしい言葉を残してくれました。
そんな日野原さんの転機は、1970年の「よど号ハイジャック事件」だったそうです。
この事件を境に人生観が変わったとおっしゃっています。
「金浦空港の地面を踏んだ瞬間、足の裏からビビビッと霊感のようなものを感じた。自分は生かされた。これは与えられた命。これからは世の中のためになろう。」と。
これからの日野原先生は「ライフ・プランニング・センター」の設立をはじめ、
日本人に「人生の最後までいのちを大切に使うこと」を呼びかけてきたのです。
大きな逆境を教訓に新しい人生観を得てそれを全うする。驚異の「レジリエントライフ」でした。
ご冥福をお祈りいたします。
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