富士登山に誘われるの巻

「還暦からの底力」を信じて③

出口治明先生の「還暦からの底力~歴史・人・旅に学ぶ生き方」を人生のバイブルにする

60代、70代の仲間(還底会)たちの

ちょっとヨタヨタした「レジリエンスライフ」を紹介して行くシリーズです。

これから還暦を迎える40代、50代のみなさんにぜひ読んでいただきたいと思います。

「還暦からの底力」を発揮するためには、還暦になってから気づいても遅いのです。

いまから「底力」の土台を作っていきましょう。

よろしければ「還底会」にご参加ください。

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アンチエイジングか、サクセスフルエイジングか。



「還底会」の一人であるSさんから、今年の夏に富士登山に挑戦をしたいので

とりあえずトレーニングを開始したとメールがあったのは5月下旬のこと。

どうやら「よかったら一緒に行かないか」という誘いも含まれていたようです。

個人的には23歳の時に新入社員の恒例行事として登らされて以来なので、

もし行くとなるとほぼ50年ぶりになります。

果たして登れるのだろうか、というのが最初の正直な心の反応でした。

確か50年前も8合目付近で苦しくなり山小屋で休んだ苦い記憶があります。

調べてみると富士山に登るルートは

「吉田ルート」「須走ルート」「富士宮ルート」「御殿場ルート」と4つあるようです。

それぞれ難易度や混雑度、総歩行距離が違うとのこと。

一番人気が「吉田ルート」で初心者はここから登るようにと

ガイドブックにも書いてあるので恐らく50年前もここから登ったと思われます。

お昼前後に5合目を出発して夕方山小屋に到着し仮眠を取って真夜中に再スタートし

5:00頃山頂に到着、ご来光を拝むという定番のコース。

従って基本は1泊2日で約12時間の苦行が待っていることになります。

やはりやめておくか、という2回目のネガティブな心の反応。

Sさんは10年前に食道がんを発症したが手術で一命をとりとめたバリバリのがんサバイバーです。

手術後も転移の可能性があったにもかかわらず「抗がん剤治療」も「放射線治療」も断り、

自分の免疫力を信じてきょうまで再発せずにきたそうだ。

私よりはるかに高いレジリエンスを持っていることは間違いありません。

また昔は「アンチエイジング」といって

老化と正面切って戦う意識がもてはやされたこともありましたが、

いまは「サクセスフルエイジング」という、老化を受け入れながら

高齢者なりの「ウェルビーイング」を目指す考え方が心理学では主流になっています。

ライバルは人生を楽しむ81歳。

Sさんになぜこの歳になって富士登山に挑戦しようと思ったのか聞いてみたところ、

「東京マラソンで4時間ちょっとで走った81歳の女性ランナーを見て、

じゃあオレは富士山だと思った」とのことでした。

それを「アンチエイジング」と言うんです、Sさん。

やはり歳をとると心は逆に幼児化するというのは本当なのかもしれない。

それともSさんの負けず嫌いの血が騒いだのか。

ちなみにその81歳の女性ランナー金子陽子さんはこうおっしゃっています。

「人生どんな場面になっても、ひとつ楽しいものをもっていれば乗り切れる」



「富士登山」は「ウェルビーイング」に役立つのだろうか。

81歳でのこのポジティブ思考には感服しますし、

出口師の本に登場する、タクラマカンを渡ってインドまで行った

4世紀の中国の僧「法顕」を彷彿とさせます。

そうかと言って私は法顕のような高い目標に向かう意欲や執念は持ち合わせていませんし

記憶をたどっても富士登山が「楽しいもの」とはとても思えず、

どうやってこの無謀な誘いを断るか思案中でしたが、

調べてみるとことしは「世界文化遺産登録10年」ということでもあり

コロナ以前のにぎわいが戻り、外国人登山者も多く

7月の山開きを前にすでに山小屋の中には予約が寄れない場所もある状況とのこと。

また噴火に対する防災対策もやや不安があるという記事もありました。

これでとりあえず断る理由ができたとほっとしています。

Sさんに「還底会員」としてはこの「富士登山」はどういう意味を持つのかと聞いたところ

出口師の言う「次の世代のために、自分のできることに取り組む」、ことだそうです。

なぜSさんが富士登山をすることが「次世代のため」なのか謎ですが、

ただ家族に対し、お父さん(おじいちゃん)はやるときはやるんだという

凛々しい姿を見せたいからなのではないかという気がします。

まあそれも「次世代のため」といえるのかもしれませんが。

「還底会」会員だけど・・・

でもSさんにお断りの連絡をしたあとも、

なんとなくこの挑戦が気になっているのも事実です。

出口師いわく、

「人生で大切なのは好きなことをする時間」なのです。

でも「富士登山」は「好きなこと」ではないので仕方ないですね。

しかしさらに出口師いわく、

「迷ったらやる。迷ったら買う。迷ったら行く」

いやいや、迷っていませんので大丈夫です。

しかしながらちょっと情けない自分がいるのも事実です。

どうする?私のレジリエンス!私の底力!

来年まで長考に入ります。





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