「自分の強みは分かった。でも、仕事でどう生かせばよいのか分からない」
強み診断を受けた人から、こうした声を聞くことがあります。
診断によって自分の強みを知ることは、大切な第一歩です。しかし、強みは知っているだけでは、仕事や日常を変える力にはなりません。
目標のために強みを選び、具体的な行動として使い、その経験を次の課題にも生かせるようになったとき、強みは初めて「心の資本」になります。
一般社団法人レジリエンスコンサルタント協会では、自分の中にある「強み」を発見し、心理的資本のHEROを支える力として活用するための「隠れ心理的資本」発掘ワークショップを実施します。
「隠れ心理的資本」とは
「心理的資本」とは、目標に向かってしなやかに前進するための、開発可能な心のリソースです。
「心理的資本」は、次の4つのリソースから構成されています。
- Hope:希望(目標)
- Efficacy:自己効力感(自信)
- Resilience:レジリエンス
- Optimism:楽観性
それぞれの頭文字を取り、「HERO」と呼ばれています。
しかし、困難に直面しているときに、「希望を持とう」「自信を持とう」「前向きに考えよう」と言われても、すぐに気持ちや行動を変えられるとは限りません。
そのようなとき、「HERO」を背後から支え、最初の一歩を生み出す力になるのが「隠れ心理的資本」です。
本ワークショップでは、隠れ心理的資本を次のように捉えています。
「隠れ心理的資本」とは、本人がすでに持っている強み、経験、信念、人とのつながりなどのうち、「HERO」を支え、新しい行動を生み出す心理的な資源です。
「隠れ心理的資本」は、一般社団法人レジリエンスコンサルタント協会が、「心理的資本」を日常の行動につなげるために用いている独自の表現です。
今回のテーマは「強みの資本化」
「隠れ心理的資本」には、家族や仲間とのつながり、感謝、ユーモア、経験、信念など、さまざまなものがあります。
本ワークショップでは、その中から「強み」に焦点を当てます。
「VIA-ISの強み診断」によって明らかになった上位3つの強みを材料に、
- 自分の強みがどんな場面で発揮されているか
- その強みがHEROのどの要素を支えるか
- 仕事上の課題に対して、強みをどう使えるか
- 強みをどのような具体的行動に変えるか
を、個人ワークとグループでの対話を通して考えます。

「強み」と「心理的資本」の関係
本ワークショップでは、「強み」と「心理的資本」を次のように整理します。
- 「強み」=自分らしい思考・感情・行動の傾向
- 「HERO」=目標に向かって進むための心理的エネルギー
- 「隠れ心理的資本」=「強み」を「HERO」のために意図的に活用できる状態
たとえば、「好奇心」という強みは、単に新しいことが好きという特徴ではありません。
行き詰まったときに別の方法を探したり、経験者に質問したりする行動に変えることで、目標への新しい経路を見つけるHopeを支えます。
「親切心」は、相手の役に立つという視点から仕事に取り組むことで、Efficacyを高める力になります。
「ユーモア」は、失敗や困難と適度な心理的距離を取り、気持ちを立て直すResilienceを支えることがあります。
「強み」と「HERO」には、固定的な組み合わせがあるわけではありません。
同じ強みでも、目標や状況、使い方によって、異なる「HERO」を支えることができます。
大切なのは、「何の強みを持っているか」だけでなく、その強みを「どの場面で、何のために、どう使うか」です。
ワークショップの目的
本ワークショップは、強み診断の結果を確認するだけのプログラムではありません。
自分の「強み」が発揮された経験を振り返り、それを現在の仕事上の課題や目標に結びつけ、具体的な行動へ変換することを目的としています。
強みを「心の資本」に変えるプロセスは、次の5段階です。
- 自分の「強み」に気づく
- 「強み」の価値を意味づける
- 必要な「HERO」に「強み」を配属する
- 「強み」を具体的な行動に変える
- 経験を振り返り、次の課題に生かす
「強み」を「持っている状態」から、「必要なときに使える状態」へ変えること。
それが、本ワークショップにおける「強みの資本化」です。

ワークショップの主な内容
ワークショップでは、次の流れで学びと実践を進めます。
- 「心理的資本」とは何か
- 「強み」とは何か
- 「VIA-IS診断」による上位3つの強みの再発見
- 「強み」と「心理的資本=HERO」の関係
- 「隠れ心理的資本」とは何か
- 「強み×HERO」変換ワーク
- 「HEROアップデート」作戦会議
自分一人で考えるだけでなく、参加者同士の対話を通して、自分では当たり前だと思っていた「強み」や、これまで気づいていなかった使い方を発見します。
ワークショップで目指すゴール
参加者が、終了時に次の4点を持ち帰ることを目指します。
- 自分の上位3つの「強み」を、自分の言葉で説明できる
- それぞれの「強み」が、「HERO」のどの要素を支えるか理解できる
- 「強み」を仕事上の具体的な行動へ変換できる
- 明日から実行する「強み活用実験」を決められる
研修中に理解して終わるのではなく、職場に戻ってから実践できる小さな行動まで決めることが、本ワークショップの特徴です。
このような企業・組織におすすめします
- 「強み診断」を実施したものの、その後の活用が進んでいない
- 若手社員の自己理解と主体性を高めたい
- 社員の自己効力感やレジリエンスを育てたい
- 失敗を恐れず、最初の一歩を踏み出せる組織をつくりたい
- メンバー同士が互いの「強み」を理解し、補い合えるチームをつくりたい
- 「心理的資本」を具体的な行動へつなげたい
若手社員だけでなく、中堅社員、管理職、プロジェクトチームなど、さまざまな階層・組織で実施できます。
新しい強さをゼロから身につけなくていい
人は困難に直面すると、自分に足りないものに目を向けがちです。
しかし、最初の一歩を生み出す資源は、すでに自分の中にあるかもしれません。
これまで自然に使ってきた好奇心、親切心、忍耐力、勇敢さ、ユーモア、感謝などを、目の前の課題に合わせて使い直す。それによって「HERO」は再び動き始めます。
強みは、診断結果に書かれているだけでは、まだ「所有している資源」です。
目標のために選び、行動として使い、経験を積み重ねたとき、初めて「心の資本」になります。
あなたや、あなたの組織の中に眠っている「隠れ心理的資本」を、一緒に発掘してみませんか。
実施時間、人数、費用、プログラムの詳細については、当サイトの「セミナー&ワークショップ」をご覧ください。

