「ネガティブスプリット人生」のすすめ。

人生100年時代へ。折り返し50歳から本気を出す「後半型人生」を支える「レジリエンス」の力。

「ネガティブ〇〇〇」というとどうしてもマイナスイメージがあるかも知れません。
でもこの「ネガティブスプリット」という考え方はとてもポジティブな意味なのです。
もともとはマラソンの世界で使われている言葉です。
最初のハーフ21,0975kmのスプリットタイムより後半のハーフ21,0975kmのスプリットタイムの方が速いことを意味します。
いま世界のマラソンの主流はこの「ネガティブスプリット」です。
ところが最近の日本のマラソンはほとんどが後半にタイムが落ちる「ポジティブスプリット」になっています。
これでは世界と勝負できないという訳で、最近日本陸連がペースメーカーに前半抑えるように指示をしたりして
後半に強い選手を育てようと様々な取り組みを始めています。
実はシドニーオリンピックで高橋尚子選手が金メダルを取った時がまさに「ネガティブスプリット」でした。

これを人生に当てはめてみるとどうでしょうか。「LIFE SHIFT」が言うように、人生100年と考えると中間点は50歳です。
どうですか?なんとなく「ポジティブスプリット」でいいやという気になっていませんか。
ここまでそこそこのスピードで走って来たし、あとは惰性でゆっくりゴールを目指せばいいかなと。
でもこれから日本が迎える「超高齢化社会」にあって、「ポジティブスプリット」では全く将来展望が見えてきません。
ではどうやって「ネガティブスプリット人生」を実践できるのか。

もうひとつのキーワードが「レジリエンス」です。

ポジティブ心理学から生まれたこの「心のメカニズム」が「ネガティブスプリット人生」を支える大きな力になります。
人生の前半戦を人より少しゆっくり駆け抜けながら、失敗や逆境の経験を教訓に「レジリエンス」を成長させ、
後半戦のさらに大きなネガティブイベント(ストレス)にそれを発揮するイメージです。
人生後半戦にこそ大きなライフイベントへのチャレンジが待っています。

例えば「転勤」や「昇進」、「会社の合併」、「転職」また「子供の受験」、「親の介護」、
「引っ越し」、「離婚」、「病気」などなど、
人生の転機となる大きなライフイベント(ストレス)の多くは後半戦に起こります。
従って後半戦まで、この数々のアップダウンを乗り越えるための「心のエネルギー」を蓄えておく必要があります。
なぜなら前半戦に起こったいくつかのトラブルや環境の変化には、
例えば親や会社の上司など周りの人たちの手を借りて対処することができましたが、
後半戦のこうしたネガティブライフイベントは間違いなく自分一人で立ち向かい解決しなければならないからです。

いつの間にか親は支えてくれる側からこちらが支える側に回り、
会社では自分の下には何人も部下がいてあなたの指示を待っています。
もし前半戦を飛ばし過ぎると、その間に追い抜いて行った人との関係も微妙になっていて
欲しいサポートが得られなかったり、親を介護しなければならないのに自分が倒れたり、
その反動が回ってくるケースが多いのです。
もう後半戦に突入してしまった人もこう考えてみてはいかがでしょうか。
自分は前半戦を必死に走ってきたつもりだったけど、思い起こすと大したことはなかったかもしれない。
これから自分はまだまだスピードアップできる。「レジリエンス」を充分蓄えた。後半戦のストレスとの戦いが楽しみだ。
こんな「レジリエントシンキング」ができれば大丈夫です。

そう、「ネガティブスプリット人生」のゴールはまだまだ先ですから。

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